第98回中四国大会個人戦①

3連続投稿のHNです。前回の通り、はっせ―さんの個人戦レポを投稿します。個人戦レポはめっちゃ長くなるかもしれない(本人談)らしいので楽しみですね!

~中四大会個人戦

中四個人戦1日目
大会の日の朝はいつも緊張感がある。これはどんな分野でもそうだけど、将棋の場合はより静かで張り詰めた感じ。将棋を始めて大会に出るようになった頃は、この緊張感が嫌で、早く慣れて気楽に大会に参加できるようになりたいと思っていたけど、いつまでたっても緊張感はなくならず。ただ、今は緊張感を含めて楽しめるようになってきた。
ジェットコースターに乗る前の感じ。

いつもなら、ごろごろしながらのんびり目を覚まして、ゆっくり準備を進めて、まったりと会場まで歩いていくのだけど、今回は後輩がいたので、気持ち早めの行動をした。その分いつもより緊張感を味わう時間はなかったけど、スムーズに大会に入れたのはよかったかな?

ホテルを出て会場へ。今年はホテルが街中にあったこともあってか、いろんな人とすれ違い、普段田舎で生活している私としては新鮮で楽しい気分になった。

会場についての記憶はあまりないけど、F井君と練習将棋を指したのかな?模様がよい展開になるも逆転負け。F井君は嬉しそうな表情をしていた。彼は思っていることがすぐ顔に出るからおもしろい。

予選の組合せ抽選でミスがあったようで、少しごたごた。予選は1敗までセーフなので、だれが来てもあまり気にしないけど、それでも強豪を寄せ集めたブロックに入るのは面倒なので、できれば避けたいところではある。

予選1回戦は岡山大学のダニー氏。
長谷川先手で後手ダニー氏が一手損角換わりに。よくあるのは先手早繰り銀に後手が腰掛け銀で対抗する展開だが、攻めあぐねて嫌な展開になることが多いので、普通の角換わりと同じように45桂ポンを見せた駒組みを行った。

図1
1.png

44歩はたまに指される手で、45桂を防いでいる。こちらとしては、じっくり組んで45歩から仕掛ける展開(これにも右四間にしたり、48金型、58金型等様々ある)が一つ(仕掛け方は1つではないが)、すぐに45歩と仕掛けるのが一つ。45歩は取る手と取らない手両方があり、考えることが多いためおすすめはしないが、棋風は45歩で、こういうところからリードを奪うのが得意なので持ち時間の多くを投入し、45歩と仕掛けた。以下45歩、同歩、同桂に22銀と進む(図2)

図2
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22銀では44銀もあるが、24歩、同歩、同飛で、22歩には46歩、23歩には34飛で以下45銀には44飛がある。45銀に代えて43歩には15角(図3)でどうか。33桂、同桂成、同銀、45桂、24桂、33桂成、同金、35飛…38銀型であれば良さそうだが、48銀型で29飛の打ち込みがあるために、難しいところは多い。個人的には先手よしであってほしい。


図3
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本譜に戻り、22銀以下24歩、55角。24歩の狙いは、同歩に23歩、同金、44角、52金、24飛、同金、22角成(図4)。形勢は先手優勢に見えたが27角~36角成でもしかするといい勝負かもしれない。勝ちやすいのは先手だと思う。

図4
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実戦は55角。これがあるなら先に44角だったかもしれない。44角以下、52金、24歩、同歩、23歩に33銀が気になってやめたのだが、以下同桂成、同金、同角成、同玉、35歩、同歩、22歩成、同玉、24飛、23歩、44飛、43歩、34飛(図5)のような展開ならこちらも悪くなかったような気がする。金銀を持つと71銀から飛車が取れる。

図5
5.png


ただ33桂成に同桂や35歩に23玉などわからない手が多いので何とも言えない気がする。55角以下は25飛、19角成、44角で53角成の筋と23歩成の筋が受からず先手優勢になり以下勝ち。19角成では54銀で53桂成、同玉、55飛の筋を防いでどうか。感想戦では以下26角でまあまあという話になったが、後手にいい手があるかもしれない。26角に44歩は66銀で同角、同歩、45歩なら44角打で攻めをつなげる感じ。

とりあえず初戦は勝ったが、なかなか読む展開になり大変だった印象。まあこれは自分がというよりも相手が強かったというのが正しい気もする。
いろいろ反省点はあるにせよ、勝ったことでホッと一息。緊張も収まり、いつもの世界に戻ってくる。ずっと緊張していても困るので、落ち着くのはいいのだが、さっきまでのドキドキ感が名残惜しかったり。

周りも次々に対局が終わっていくが、そこそこ順当に強い人が勝っていた印象。
後輩はひこにゃんと対局。ふざけんなうらやましい。将棋自体はなかなかの勝負だったようで、こちらとしてもなんか嬉しい。


思った以上に長くなったため、2局目はまた別に書きます。

HN@信頼と安心の丁寧な解説
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97回中四大会

どうも再びHNです。いよいよ個人戦のレポ!・・・の前に前回の春中四の様子を書かれた記事もあるみたいなのでまずはそちらを投稿します。続いて直ぐに秋中四の個人戦レポも投稿しますのでお楽しみに!ではではどうぞ

~春中四個人戦。

春中四は5連覇が懸かっていましたが、それよりも学生名人戦に出られたらいいかな、という思いで参加しました。
例年ならアマ竜王戦が4月にあり、そこで調整して春中四を迎えます。しかし、今年は中四の後に開催されるということで、最後に大会に参加したのが2月の終わりとかなり期間が開いてしまい、どこかで大会に出ておきたかったなあと思いながらの参加となりました。

今回の注目は、アマ大会で全国出場経験のある松山大学のルーキーN村さんと、3月の学生選手権で準優勝された岡山大学のH仁さんでしょうか。今回は、今までほど調子がよくないこともあり、勝つのは大変かなと思いました。

1つ1つ振り返るのは需要があればやろうと思いますが、トーナメント1回戦で松山大学のS々木さんと対局することになった時はびっくりしました。
内容も見えてない手があり、負けていてもおかしくなかったので印象に残っています。
ベスト16で対局した高知工科大学のエース、M尾さんとの一戦も後手筋違い角という一見無理そうに思える戦法をうまく指しこなされ、途中は負けていてもおかしくなかったと思うので印象に残っています。

いろいろあって決勝に残り、相手は岡山大学のF井さん。準々決勝で前年度学生名人戦3位の実績を誇る高知工科大学のY本(健)さんを、準決勝で注目のH仁さんを破っての勝ち上がりで、すごいの一言。
決勝でも自分のあんぽんたんな指し手をうまく咎められ、終始苦しい将棋でしたが、最後こちらのミスを咎められなかったため、何とか勝つことができました。

結果として優勝という結果になりましたが、中終盤に無理やり逆転する将棋が多かったので、反省の多い大会となりました。

大会全体を振り返ると、ソフト研究を取り入れている人が多く、序盤でどうしようもない差をつけられる可能性が高くなってきたなと感じました。
主力としている戦型がじっくりした形や、対抗型の方は大丈夫だと思いますが、角換わりでは45桂の速攻など生まれてきており、序盤研究が勝負に影響を与える割合が高くなってきていると思いました。
序盤の速攻が出尽くして、整備されるとまた話は変わるのかもしれませんが。
今大会では角換わりがほとんどで、振り飛車を指されることがほとんどなかったことから、自分も戦法を絞りつつ、一撃必殺の形を用意しておく必要があるのかなと思いました。
今まではそう思っても、まあええか。で済ましていたのですが、これからはそうもいっていられなくなったかもしれません。

ただ、ソフトで研究して勝つのは自分の好きな将棋とは違うもののように感じられ、現在のソフトとの付き合いでも、なんで自分は将棋をしているのか、と自問自答をすることが多くなりました。

自分は勝つ以前に好きだから将棋をしているので、そこだけは忘れないように、適切な距離感を保つことができたらと思います。

HN@注目のH仁さん、注目のH仁さん。大事なことなので二回言いました。

第98回中四国大会団体戦

どうもHNです。今回投稿するのは僕の大会レポでなく、前回の春中四で中四名人を五連覇して永世称号(仮)を獲得されたはっせーさんの秋中四のレポで、団体戦を見ての感想を書いてくれたようです。個人戦のレポも気が向いたら書くようなので楽しみですね!(是非書いてください。)まあ前置きはこの辺にしておいてそれではさっそくどうぞ。

~中四国大会に参加したので思うことをつらつらと書かせてもらいます。
今回の中四大会はラストということで、気合も入るのかなと思っていたけど、意外とそんなこともなく。それは将棋に割ける時間が減り、棋力が周りと比べて相対的に落ちていたことを認めざるを得なかったことがあります。今までは、自分が中四の誰よりも強いという認識があり、故に代表はとれるだろうという自信が口に出さないけどありました。
自分は逆境で燃える、みたいな主人公的人間ではないので、基本的に勝てない人には勝てないし、勝てる人には勝つ、というドラマのないスタイルでやってきて、今まではそれが中四ではいい結果につながっていたけれど、今回は事情が変わり、まあ勝てるかもしれんけどようわからんから気楽に行こう、みたいなメンタルでの参加に。

中四大会の日程は、例年団体戦→個人戦①→個人戦②(ベスト16以降)ということになっています。中四の名物かは分からないけど一番の盛り上がりを見せる、懇親会は団体戦の後に行われていて、自分は懇親会からの参加のため、団体戦の最終戦あたりから会場につけるようにスケジュールを立てて動くことが多いです。
ただ、今回は後輩を一人連れていくことになったため、少しでも大会の空気に慣れてもらおうと、少し早めに到着。後輩を紹介しつつ、挨拶して回りました。
こうやって書くと先輩っぽいけど、ところどころやらかしていて、その話はまたの機会に。

団体戦をぼんやりと眺める、個人戦とは違う空気で特別な感じです。西日本大会や高須で団体戦は経験してるけど、大学対抗の団体戦とは全然別物って感じで、一度岡山大学Cチームとして団体戦に出させてもらったことがあるけど、それもなんか違う感じだったので、やっぱり何かが懸かっていないとだめなんだろうなと。よくわからないけど、一度団体戦の熱の中に入りたかったです。観戦していても熱を感じることはできるけど、中には入れなかったです。

今回の団体はどこも実力が拮抗していたのか、ドラマが多く、A級を降級した松山大学は全敗であったがすべて3‐4のスコア。もちろんスコアと内容は一致しないことも多いけど、観戦していた限りでは、各大学の実力が並びつつあるのかなあと感じました。

ライトなやつで印象に残ったこと
・がー○ら氏と俺氏の対局(練習?)を眺める。がー○らが予想以上に強い将棋を指していて驚く。こんな強かったっけ?

・ゆ○だるまさんが金髪に。とても似合ってました。去年のOKTさんもそうだけど、金髪は印象が大きく変わるのでびっくりしますね

・M代君としゃべる。予想以上に話が通じて驚く

・ひ○にゃん


最終戦の岡山大学VS広島大学
個人的には3‐3で最後に残ったS々木(岡山)―N谷(広島)戦、どうやっても負けという形勢になった後のN谷君の指し手が印象に残りました。
これぞ団体戦という感じ。N谷君もこういう手指すんだなと。
どんな手かは見た人の特権ということで笑
そのあとの結果報告のシーン含めてよいものを見た、という感じです。
最後にこんなの見せられると、留年してでも団体作って出たかったなあと思ってしまう。
留年はしません。

B級の高知工科―島根のある一局が最後まで残り、しかも昇級をかけた一戦とのこと。自分は疲れてしまって観戦の輪に加わることができなかったけど、優しい方が中継してくださるのでなんとなくの形勢は把握できました。高知工科エースのけんちゃんとしゃべるも、目まぐるしく変わる形勢に結果が怖くて見ていられなくなったらしく、先に懇親会の会場へと向かった。彼のそういうところを初めて見ました。

団体戦絡みの小ネタは多すぎて書ききれないのでこの辺で。


HN@岡大将棋部は永世中四名人の入学を心よりお待ちしております。

秋中四レポ(団体戦)

 皆様、おはようございます。こんにちは。こんばんは。マサルです。秋中四レポ第2回です。今回は1日目の団体戦について書こうと思います。
 
 春中四でも苦しい戦いを強いられたので今回もそうなるのかなと思っていました。私はオーダーの関係上、七将固定でした。つまり、どんな人にも当てられるということですね。責任重大だと思いましたが、春中四のように全て勝つつもりで全力で臨みました。そして、結果はこのようになりました。

       チーム        マサル
山口大学  4-3 勝        負
徳島大学  5-2 勝        勝
愛媛大学  4-3 勝        負
松山大学  4-3 勝        勝
広島大学  4-3 勝        負
合計    21-14(5-0)    2-3

 というわけで今回も岡山大学が優勝して王座戦に出場させて頂くことになりました!!! それについては本当に良かったです。ただ....ご覧いただければ分かるように私個人としての成績は勝負所ですべて負けるいう最悪の結果に....今までとは違い優勢になってから踏み込めるところで踏み込めず形勢をおかしくしてしまうことが多かったので反省しかありません。本当に申し訳なかったです。トラブルもありましたが、チーム全員が一丸となって勝ち星をあげたことで今回の結果があったのだと思います。本当にありがとうございました。王座戦ではチームの勝利に貢献できるよう全力を尽くしていきたいと思います!
 

 ......で終わるつもりだったのですが、どうしても言いたいことがあるので書かせていただきます。今回の団体戦は本当に奇跡の連続で勝った時の喜びもとても大きいものでした。中には泣いていた部員もいました。こんなに勝ち負けで一喜一憂できるのも団体戦だからなのではないでしょうか。こう思っているのは私だけかもしれませんが、個人戦でベスト16まで勝ち上がるよりも団体戦で自分の勝利でチームの勝利を決めることの方が嬉しいです。高校生のとき自分の勝利で県大会優勝を決め全国大会に出場したことは今でも心に残っています。大学に入り3人団体から5・7人団体になった今、勝つ喜びはひとしおです。それだけ私にとっては団体戦は大きなもので団体戦がなかったら私は将棋を続けていなかったのかもしれません。

 ここで以前部長が言っていたことを引用させていただきます。

『楽しむことも大切ですが部活である以上ある程度シビアに結果は求められます。そして結果が伴わなくなり、中四優勝という目標がなくなったとき、残るのは「楽しさ」ではなく「虚しさ」です。記録はいつかは途切れてしまいますがだからといってその記録をつなげようとしない姿勢が良いとは思いません。』

 秋中四を終え、この言葉の重みを感じるようになりました。来年は主力である4回生以上の先輩方が抜け正直今のままでは優勝は厳しい状況です。だからこそ、私たち1~3年生がさらに練習して強くなっていかなければならないと思います。前以上に勝つことは難しくなっていますが、それでも来年も優勝したいです。部員全員で優勝を目指して頑張りたいです。みんなで勝つ喜びを分かち合いたいです。

以上、私の団体戦に対する思いを書かせて頂きました。成績はふるいませんでしたが、今回の中四で団体戦に対する思いを再認識できたことは本当に良かったと思います。いつにも増して駄文でしたがここまで読んでくださりありがとうございました。
 
水口@今回で最後の中四だった先輩方、本当にお疲れ様でした。そしてありがとうございました。

秋中四レポ(個人戦)

 皆さま、おはようございます。こんにちは。こんばんは。マサルです。今回から3回にわたって秋中四の報告を簡単にですがしていこうと思います。本当は2回で終わらせるつもりだったのですが....第1回は2日目、3日目の個人戦から。

目標はベスト16以上です! と気合十分だったのですが予選は2-0で通過したものの優勢になってから攻めを間違え混戦にしてしまったり、受け間違えて粘った末に入玉して勝つという何とも言えない将棋でした。2局目は、相手が居飛車党だと思い込んで初手5六歩から中飛車にしたところ相振り飛車にされてあまり使いたくなかった小林流を使う羽目になったのもありますがそれでも酷い。
 そして、トーナメント1回戦は永世中四名人と。痺れました,,,実は2回目の対戦でその時も1回戦で当たっています。ここまでくると自分のくじ運の悪さを疑うしかありませんが、全力を尽くすしかありません!今回はこの対局だけ振り返っていきたいと思います。

 戦型はこちらの中飛車に最近では減っている角交換型になりました。前から試したかった構想が実現しここでは互角です。図1
しかし、ここで7七角がどうだったか。3三角と手放してもらって駒組みを進めれば十分と思っていたのですが、ここからの相手の指し手に意表を突かれました。
 3三角以下4六歩、4一玉!5七銀、2二飛! 
 図2
玉頭から攻めてくるのが頭になかったです。玉頭が受からないので4五歩と突っかけ先行したのですが、攻め合いに持ち込まれて以下は力負けでした。実際は玉頭から攻められてもこちらが少し悪いぐらいだったようですが実戦的にはかなり勝ちにくいと思います。代えて7七角では5五歩として銀を4六に配置して玉頭戦に備えるべきだったのかもしれません。4五歩と突かれるので軽視していましたが、5七銀と引いておいて4六歩と反発できるのでまだまだこれからの将棋です。こういう戦いにするなら銀冠にするのはどうなのかという気がしますがそこは研究課題としておきます。負けはしましたが、反撃してからもしっかりと粘り相手を苦しめることができたので今回の中四では一番いい将棋だったと思います。(なぜ一番良かったと思うのかは2回目で詳しく)

 個人戦については以上です。次は団体戦について書いていこうと思います。それでは、ここまで読んでくださりありがとうございました。

水口@図を初めて使ってみました。
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岡山大学将棋部裏雑記

Author:岡山大学将棋部裏雑記
岡山大学将棋部の裏雑記です
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